鯉のぼりをあげる意味は?いつまであげるの?年齢は?


鯉のぼりをあげる意味を知りたい。
いつまであげるのかも気になる。
年齢制限とかあるのかな?
毎年やってくる子供の日ですがこの疑問
ズバリ、
①鯉のぼりをあげる意味を知りたい。
➡“困難を乗り越え、立身出世する”「男子の健やかな成長と出世」を願う
②いつまであげるのかも気になる。
5月5日が過ぎたら速やかに片付ける
③年齢制限とかあるのかな。
実は年齢制限なし
です。

鯉のぼりをあげる【本当の意味】とは?

ただの風習じゃない!?子どもの成長を願う深い由来

「鯉のぼりって何のためにあげるの?」

子どもに聞かれてドキッとした経験、ありませんか?

私も一度、5歳の姪っ子にそう聞かれて、思わず
うーん、元気に育つように…かな?
と曖昧に答えてしまったことがあります。

でもこれ、ちゃんとした由来があるんですよ。

鯉が選ばれたのは“強さと縁起”の象徴だった

鯉のぼりのルーツをたどると、
中国の古い伝説「登竜門(とうりゅうもん)」に
行き着きます。

黄河という急流の滝を登りきった鯉が、
龍になることを許された――という話。
この“困難を乗り越え、立身出世する”鯉のイメージが、日本にも伝わってきました。

江戸時代になると、武家の家庭では
男子の健やかな成長と出世」を願って、
家の外にのぼり旗を立てるようになり、
それが次第に“鯉のぼり”という形に変わっていきます。

つまり、あのカラフルな鯉には、

「元気に育ってほしい」
「立派な人になってほしい」

という家族の願いが込められていたんですね。

黒・赤・青の意味にも注目!

よく見かける
“黒い大きな鯉”は「真鯉(まごい)」と呼ばれ、
お父さんを表します。

赤い鯉は「緋鯉(ひごい)」お母さん

青や緑、オレンジなどは子どもたちを表すというパターンが多いです。

ただ、最近では性別にこだわらず
自由に色を選ぶ家庭も増えていて、
「子どもが好きな色の鯉を選んだ」
なんて声もよく聞きます。

鯉のぼり=“家族の願いを空に掲げる”ということ

風になびく鯉のぼりは、ただの飾りじゃありません。
家族の祈りが天に届くように」という、
ある種のメッセージでもあるんです。

私の父は昔、
あれはな、空に向かってこの子をよろしく!って叫んでるようなもんだぞ
と言ってました。

今思えば、ちょっと詩人ですよね(笑)

じゃあ、いつ出していつ片付ければいいの?」という疑問が出てきますよね。
実はこの疑問・・

いつからいつまであげるのが正しいの?

出す時期・片付け時期の目安と縁起の良い日とは?

「鯉のぼりって、いつ出せばいいの?」「しまうのは何日?」
この質問、実は毎年たくさん検索されています。

でも実際は、明確な決まりがあるわけではないんです。

とはいえ、『縁起』や『地域の習慣』、

そして『天気』まで絡んでくるので、

やっぱりタイミング選びにはちょっとしたコツが必要なんですよね。

出すタイミングの目安:春分の日?4月中旬がベスト

多くの家庭では、3月下旬~4月中旬あたりに出し始めることが多いです。

特に「春分の日(3月20日ごろ)」以降は、
春らしい陽気が安定してくるので、
鯉のぼりを出すにはちょうどいい季節感。

また、「大安」など縁起の良い日を選んで飾るという家庭も。

これは昔ながらの風習というより、
気持ちの問題』に近いですが、
気分的にもスッとするのでおすすめです。

片付けるタイミング:5月5日を過ぎたら早めに

基本的には、端午の節句(5月5日)が終わったら、
できるだけ早めにしまうのがマナーとされています。

その理由は、
季節の行事が終わったあとは、けじめをつけて次の季節へ進もう
という考え方に基づいています。

また、5月後半からは梅雨入りの可能性もあるため、
雨風で汚れたり傷んだりする前に片付けておくと安心。

天気が大事!乾燥した晴れた日にしまうのが理想

布製の鯉のぼりは濡れたまま収納するとカビやシミの原因になります。
できるだけ晴れた日にしっかり乾かしてからしまうこと。

我が家では、5月6日か7日あたりに、
子どもと一緒に「今年もありがとう」と
声をかけながら片付けるようにしています。

イベントの“締め”として、
ちょっとした儀式みたいな感じになっていて、
これはこれでまた楽しいんですよ。

次は「鯉のぼりって何歳まで飾るの?」という、
意外と多くの方が悩むポイントについて見ていきます!

鯉のぼりは何歳まであげるもの?

何歳までの正解はない?年齢別の飾り方アイデア

鯉のぼりって何歳まで飾るものなの?」というのも、
よく聞かれる疑問のひとつ。

結論から言うと――明確な“年齢制限”はありません。

昔は「七つまでは神のうち」などの考え方から、小学校入学あたりまでという風潮もありましたが、今はもっと自由で柔軟。
家庭ごとのスタイルで“その子らしさ”を祝う方向に変化しています。

幼児期(0?6歳)=メインの時期!

この時期はまさに「初節句」から「保育園・幼稚園」くらいまで。

鯉のぼりも、子ども自身が喜んだり、「今日は風が強いね?」なんて反応が出たり、飾る楽しさを一番感じられるタイミングです。

写真もたくさん残せますし、家族で「今年も元気に育ったね」と振り返る時間があると、行事としての価値も高まります。

小学生?中学生でも全然OK!

「もう小学生だし…」と遠慮する必要はまったくなし。
特に兄弟がいる場合、下の子のために飾るついでに一緒に楽しむというケースも多いです。

実際うちでは、小学4年の長男が「今年は青い鯉がいい!」とデザインをリクエストしてきたことがありました。
選ばせてみると、その年の“今の気持ち”が垣間見えておもしろいものです。

高校生・大人になってもアリな理由

驚かれるかもしれませんが、「成人しても鯉のぼりを飾ってる」家庭、実はあります。
というのも、鯉のぼりって“成長を願う象徴”なので、年齢ではなく人生の節目に飾るという考え方もあるんです。

高校合格のお祝いに

就職祝いとして

一人暮らしを始める前に“家族の応援”として

もちろん、本人が恥ずかしがったり嫌がる場合は無理強いNGですが、「ここまで育ったね」「ここからまた頑張れ」というメッセージとして使う家庭もあるんですよ。

つづいて、いろいろなご家庭のある中、お庭がなくても飾れる「現代の鯉のぼりスタイル」についてお話していきます!

現代の飾り方はもっと自由!家の事情に合わせた鯉のぼり事情

「鯉のぼりを飾りたいけど、庭がない…」

「マンションだし無理かな…」

そんな声、よく聞きます。

でも今の時代、飾り方は自由でいいんです。

実際、住環境に合わせたコンパクトでおしゃれな鯉のぼりもたくさん登場していて、“空に泳がせるだけ”が正解じゃないことがわかってきました。

ベランダ用・コンパクトタイプが人気

マンションやアパートのベランダでも飾れる「ベランダ用鯉のぼり」は、スタンド式や手すりに取り付けるタイプが主流。

サイズは全長1m~1.5mほど

風に強く、簡単に取り外しできる

賃貸でも使えるよう、工具不要の設計も多数

風が強すぎる日や、外に出すのが不安な日は、室内で楽しむという選択肢もアリ。

室内インテリアタイプも進化中!

ここ数年で人気急上昇なのが、卓上タイプやタペストリー型の鯉のぼり。

本棚の上に置けるミニ鯉のぼり

和紙やフェルトの吊るし飾り

壁にかけられるファブリック製のタペストリー

これがまたおしゃれなんです。
和モダン系のインテリアにマッチしたり、写真映えもばっちり。

うちでは玄関に吊るし飾りをつけたんですが、お客さんに「可愛いね!」と褒められて、ちょっと誇らしい気持ちになりました(笑)

スペースがなくても“気持ちを込める”のが一番

大事なのは、「飾るかどうか」より「どう思いを込めるか」。

たとえば、お子さんが描いた鯉のぼりの絵を飾ったり、折り紙で一緒に作ったりするだけでも、ちゃんと節句の雰囲気は味わえます。

むしろ、家族の会話や思い出になることが一番の目的かもしれません。

次は、実際に「鯉のぼりを飾ってよかった!」と感じたエピソードをご紹介します。きっとあなたのヒントになるはずです。

うちの子が喜んだ!体験から学んだ「飾ってよかったこと」

正直言うと、最初は「鯉のぼりってちょっとめんどくさそう…」と思っていました。
風が強い日は絡まるし、出すタイミングもよくわからないし、保管場所も取るし…と、つい後回しにしがちだったんです。

でも、ある年の春。何となく気が向いて、ネットでコンパクトな鯉のぼりを注文してみたんです。

届いたその週末、子どもと一緒に「今日は鯉のぼりの日だよ!」と決めて、組み立てを始めました。といっても、スタンドにポールを差し込んで、鯉を通すだけ。作業時間、わずか10分。

なのに――うちの子の目がキラッと輝いたんですよね。
「うわー、おそらがとんでる!」「あかいの、ぼくのにするー!」って。

家族イベントとしての【鯉のぼり時間】

それから毎朝、保育園に行く前に「今日も鯉さん元気だね!」と話すのが日課になりました。

別に派手な飾りじゃなくてもいい。立派なポールじゃなくてもいい。

でも、“今年の春”にしかない、この子の表情や声を聞けたのは、まぎれもなく鯉のぼりがあったからこそ。

意外と、家族の思い出になる

親って、つい「準備が大変」とか「天気が」とか、現実的なことを考えがちですよね。
でも鯉のぼりって、**子どもの記憶に残る“季節の体験”**になるんだと思います。

飾ることで、会話が生まれて、笑顔が生まれて、写真が増えていく。
それが10年後、20年後に「そういえばさ、あの赤い鯉のぼりさ?」って、笑って話せる思い出になる。

そう考えると、「飾る意味」って、案外そこにあるのかもしれません。

以上、「鯉のぼりをあげる意味」「出す時期としまう時期」「何歳まで」「飾り方の工夫」、そして実際に飾って感じたことまで、リアルにまとめてみました。

この記事が、あなたと家族にとって“いい春のきっかけ”になったら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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