子宮筋腫と妊娠!手術後の妊娠率は?

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不妊かも?子宮筋腫が邪魔してる?まずは婦人科検診を受診
子宮筋腫は成人女性の3~4人に一人がかかるといわれるほどポピュラーな筋腫です。良性の腫瘍ではありますが、大きさによっては手術も必要になります。
妊娠を望んでも筋腫が邪魔をして不妊ということもありあますので、定期的に婦人科検診を受診して自分の体を知っておく必要があります。
さてその子宮筋腫ですが、今あなたはどの様な症状が出てくるのでしょうか?

■子宮筋腫?こんな症状は注意が必要!?■
  • 生理の出血量が多い

  • 貧血の症状がある

  • 生理痛が重い

  • トイレが近い

  • 不妊期間が長い

  • 下腹部にしこりがある



  • このような自覚症状がある場合(ひとつでも)は直ぐに医師の受診を受けるのはもちろんですが、今後妊娠を望む場合は症状が出る前に定期検診を受診しましょう。

    筋腫が小さなものだと自覚症状がないため放置する場合が多く、知らぬ間に筋腫が大きく成長してしまう場合があります。

    筋腫を放置して大きくなってしまった場合は、手術が必要になる場合もあるので要注意です!




    おしながき

    子宮筋腫で手術が必要な場合は?手術後の妊娠は可能?妊娠率はどうなるの?

    まず子宮筋腫と診断された場合の多くが経過観察で、その後は定期的に病院へ通い受診を受けます。

    大切なのは妊娠を希望している事を医師に伝えておくこと!

    症状によっては薬物療法で筋腫を小さくする方法もあります。

    私も筋腫を持っていますが、1㎝程度の小さなものなので医師からは1年ごとに検診を受けるように勧められています。これくらいの大きさであればさほど気にする事もないのですが、人によっては筋腫が大きくなる場合もあるので医師の指示に従うようにして下さい!

    ですが重度の症状があり日常生活に支障が場合は手術を勧められる場合もあります。

    それではどのような場合に手術が必要なのでしょう?

    目安としては筋腫の大きさが5~8㎝以上の大きさになった場合に手術を推奨しているようです。
    妊娠の邪魔をしている筋腫のみを取り除く手術、「筋腫核手術」は選択肢としては一般的です。

    「筋腫核手術」は手術後の痛みも少なく、回復も早いので入院も短期間で済む場合がほとんどです。
    もちろん手術後の妊娠は可能ですが、再発の可能性もあるので経過観察は重要です!

    妊娠を望む場合の基本的な事としては、やはり婦人科検診を毎年受けるという事です。子宮筋腫も早く見つかれば、手術を回避することも可能だからです。

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    良性の筋腫だからといって放置するのはやめて!

    筋腫を放置したことによって妊娠する機会をさらに先延ばしにし、たとえ薬物投与で小さくするにしてもどれくらいの日数がかかるのかわかりせん!

    また、婦人科検診を受けずに妊娠し、妊婦検診で初めて筋腫が発見された!とう事が多いのも事実。

    問題なく出産する事の方が多いようですが、それでも筋腫ができた場所や大きさによっては帝王切開になる事もあります。また妊娠中に影響がでる恐れもあるので治療の必要性も場合によっては必要です。

    ちなみに妊娠率について少し見ていましょう。

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    子宮筋腫と妊娠率!手術葉した方がいい?しなくていい?

    とはいえ、子宮筋腫は妊娠にどんな影響があるのでしょうか。
    このあたりは専門の先生たちの研究を引用、抜粋いたします。


    (1)不妊症・不育症の原因となる筋腫
    筋腫以外に異常のない不妊症患者に筋腫核出術を行うと,術後に約50%の妊娠率が得
    られることより,筋腫は生殖機能に何らかの影響を及ぼしていると考えられている.しか
    し多因子的不妊原因があると,核出術により逆に妊孕能が低下するとの報告もあり,筋腫
    の不妊原因に占める割合は一般にあまり高いものではない.

    参考文献:日本産科婦人科学会 N―318 日産婦誌61巻 5 号 http://www.jsog.or.jp/PDF/61/6105-145.pdf


    どうやら、妊娠率が上がることもあると。

    とはいえ、その理由は

    筋腫核出術後の妊娠率

    筋腫を有する不妊女性に開腹術による筋腫核出術を行った成績を報告した23編の前方
    視的研究の集計では,妊娠率は57%であった5)

    子宮筋腫は,子宮内膜症や子宮腺筋症との合併がそれぞれ57%,38~57%と高率である11)

    参考文献:日本産科婦人科学会 N―318 日産婦誌57巻9号 http://www.jsog.or.jp/PDF/57/5709-317.pdf参考文献:日本産科婦人科学会 

    不妊の理由が「子宮内膜症」の場合、子宮筋腫の手術の時に原因を取り除いてくれるかもしれないと。

    で妊娠率が向上する可能性があると。



    せっかく妊娠したとしても、子宮筋腫のせいで大変な思いをするのは自分です。

    痛くもないし私は大丈夫!と過信するのはやめましょう!

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    本日のまとめ

    子宮筋腫は私のように症状が無い場合がほとんどです。毎年婦人科検診を受診していますがその度に筋腫の大きさを言われていますが、ここ数年大きくなることもなく経過観察を続けています。
    だからと言って例外がある事をお忘れなく!
    妊娠しづらくなるというのも事実なので、妊娠を希望されている方は早め早めの準備を心がけて下さい。

    知人の話をしておきましょう。

    子宮筋腫が大きくなり、悪性の疑いがあったため「単純子宮全摘術」を行いました。これは子宮そのものを取り除く手術です。もちろん子宮を取るのですから自然妊娠はできなくなります。

    腹部から触ってわかるほどの大きさなので相当期間放置していたと思われます。
    彼女は出産経験があったため「もう子供がいるから子宮をとっても大丈夫」と言ってはいましたが、女性が子宮を取るという事は精神的なダメージはかなりのものです。

    いくら子宮筋腫が良性の筋腫だとは言え、まったく安心できるものではありません。
    最後にしつこい様ですがもう一度、婦人科検診を受診するようにしましょう!

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