おしながき
初雪の候という「初冬の挨拶」はいつからいつまで使えるのか?
お手紙やハガキを書くときに、季語として文頭に書く初雪の候って挨拶がありますが皆さんどんな使い方をされてるのでしょうかね。
「初雪の候っ」てまだ雪が降っていない場合や初雪が降ってからひと月も経過していたら、なんとも悩ましいところです。
では「初冬」(しょとう)の場合はどうか。
東北や北国にお住まいなら12月は本気で冬じゃね?って思うはず。
悩ましいです。
だいたい、手紙を書くくらいなので遠隔地の方に手紙やハガキを出す場合、その地域の天候状態も気になります。
結婚式の紹介状や法事なんかのハガキの場合、いろいろ考えちゃいますがその場合は係りのヒトに聞くのが一番。
大抵、聞いたら一般的なやつを教えてくれます。
で、そうじゃなくて、例えば会社の場合や本当にお世話になっている方や普段のとは改まった感じのキチンとした文章で書きたいとき。
季語は難しい。
夏の季語はあんまり気にしなくても使える場合が多いのですがね。
そんなこんなで調べてみました。
初雪という季語はいつからいつまでつかえるのか?
書籍やホームページをみてみるとたいてい
11月の終わりから12月のはじめ。
本当に初雪が降ったかは関係なさそうです。
だいたい
「初雪がふりそうですね」
とか
「こちらは初雪がふりましたよ」
って感じで使うのが多いみたいです。
ちなみに、
初雪以外の季語はこんな感じ。
- 師走の候(折、みぎり)
- 年末の候
- 歳末の候
- 初冬の候
- 寒冷の候
- 初雪の候
- 新雪の候
文末の結びの挨拶はこんな感じ。
- 忙しい年末ですがお体に気をつけてお過しください。
- ご家族健康で新年を迎えられますようお祈り申し上げます。
- 来年も素晴らしい年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。
- 来年もご指導・ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
- 来年もご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。
- 時節柄、一層のご自愛の程お祈り申し上げます。
- 心せわしい年の暮れを迎え、何かとご多用とは存じますが、お体にお気を付けてお過ごしください。
こんな感じになりますかね。
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もうちょっと詳しく季語をみてみませう
ほにゃららの候ってありますが
このほにゃららは二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれる古い暦の言い方を使うのことが多いみたいです。
季節を当てはめて使っていたようなので。
なので、これにならいます。
二十四節気
■春(1月から)
立春⇒雨水⇒啓蟄(けいちつ)⇒春分⇒清明⇒穀雨⇒
■夏(4月から)
立夏⇒小満⇒芒種⇒夏至⇒小暑⇒大暑⇒
■秋(7月から)
立秋⇒処暑⇒白露-⇒秋分-⇒寒露⇒霜降 ⇒
■冬(10月から)※この辺から初冬開始
立冬⇒小雪⇒大雪⇒冬至⇒小寒⇒大寒⇒以下ループ
初冬の時期は10月くらいからとなりますが、現在の傾向としてはやっぱり11月くらいです。
そんなこんなで、
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本日のまとめ
初雪の候という「初冬の挨拶」はいつからいつまで使えるのか?- 初雪の候は「初雪がふりそうですね」とか「こちらは初雪がふりましたよ」って感じで使う。
- なので、使い方は難しい。
- 別の季語を使うのもあり。
- 例えば「初冬の候」など。
- 季語の元ネタは二十四節気(にじゅうしせっき)
そういえば、ひさしく手紙を書いてないですね。
メールや最近ではツイッターやLINE[ライン]で済ます傾向がありますな。
なのでそんな無粋(ぶすい)なものより、あえて手紙や年賀ハガキです。
紙とペンです。
粋ってもんです。
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