土用の丑の日のうなぎ。
日本全国、ちいさなお子様のいるご家庭から、
新橋のサラリーマンが通う、
お酒の出るお店にいたるまで、
土用の丑の日はうなぎです。
当ブログの管理人もそうでしたが、
この日は全国的にやりとりされる、
会話がありますね。
「今日はどようの丑(うし)の日だから、うなぎよ!」
ってキッチンのお母さん。
「お母さん!今日は木曜日だよ!」
とか、
「えぇ~、うし(牛)の日なら肉食べたい!」
なんて、やりとりが全国のご家庭で行われていることは、
今も昔も変わりません。
お子さまの素朴な疑問や問いが混ざった会話のやりとり。
「そんな意味じゃないのよ!」
って言っては見たものの、
・土用の丑の日ってなんぞや?
・うなぎ(鰻)を食べるのはなんでゃ?
わからない。
そんな、
「土用の丑の日」と「土用の丑の日のうなぎ」
ですが、なんとなく、
意味を知ってる方もいれば、
まるで知らん!
って方までいろいらっしゃるかもです。
そこで、今回は小学生くらいのお子様にもわかるように、
・土用ってなに?どんな意味があるの?
・丑の日って何?どんな意味があるの?
・何でうなぎなの?どんな意味があるの?
まとめてみたいと思います。
まぁ、大人の言うことは難しいと思うのがこどもです。
でも、日常の素朴なこどもの問いに、
親なりに答えてあげるのが教育上、とても大事。
「おとうさん(おかあさん)すげぇー!」
「なんでも知ってる!」
って、感動と尊敬の目で、みられたら
それは、きっと子供の自信にもつながります。
とまぁ、横道にそれる前に、土用の丑の日のうなぎ、
行って見ましょう。
おしながき
土用ってなに?どんな意味があるの?
まず、土用ってのは中国うまれ。この世界はどんな風に出来ているのか?
説明するのに使われた考え方の一つ。
「五行説」っていわれる考え方です。
※紀元前305年頃 – 紀元前240年頃の考え方。
この五行では、
世の中は5つの元素(物質)の組み合わせで出来ている
としています。
その5つの物質とは、
木 火 土 金 水
それぞれ、こんなイメージです。
木 : 植物
火 : 燃え盛る火です
土 : われわれの足元に
金 : 土の中から取れる大切な金属
水 : 生命のみなもと
5つの惑星とも一致しています。
参考までにその惑星とは
木星 火星 土星 金星 水星
の5つ。そして、この五行を使って季節を説明するのに
出てきたのが土用です。
1年を通し我々が時を過ごすのが季節。
季節はご存知のとおり、
春 夏 秋 冬 の四つ。
この季節に、5つの物質をこのように当てはめました。
春 ⇒ 木
夏 ⇒ 火
秋 ⇒ 金
冬 ⇒ 水
土がない。
季節が4つで物質が5つ。
そこで、どうしたか?
そうだ、土はすべての季節に存在する。
なので、4つの季節 + 土(土用)ってことにしよう!
なかなか強引です。
ところで、
この土用の「用」(よう)ってなにか?
これは、季節の移り変りを、より適確に掴むために設けられた、
特別な暦の言い方です。
4つの季節の始まりである、
・立春
・立夏
・立秋
・立冬
「土用」としたそうです。
つまり、各季節の終るタイミングでもあります。
この時期を土が次の季節に入る変わる期間と考えたわけです。
このときに、季節が変わる前に、
土を休ませようって思いもあったようで、
土木工事や畑仕事は土を働かせる行為だから、
作業はやるな!
ってお話も有ったとか。
なかなか、無理やりな感じもありますが、意味深いですな。
さてさて、ここで五行のおさらいをかねて
ちょっとしたクイズ。
五行クイズ 難易度 低
おこさまと一緒に考えて見ましょう♪Q.
五行の「木・火・金・土・金・水」と
「春・夏・秋・冬」の4つの季節。
あてはめたのでしょうか?、
理由をおこさまと一緒に考えて見ましょう♪
※本利の意味の正解はかなり難解なので、当ブログの管理人の解釈を参考に
回答を見つけてくださいね。
A.
管理人の答え(解釈)
夏 : 太陽が元気いっぱい暑い。火ですな。
秋 : 秋は土の中からジャガイモやかぼちゃが採れる。
金属も土の中から採る。
冬 : 冬に積もる雪は水からで来ている。
そして水は生命の元。
うなぎを眺めながら、親子で一緒に考えてみるのも
楽しいですね。
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丑の日って何?どんな意味があるの?
さて、次に「土用の丑の日」の、「丑の日」ここで少し、おなかすいてきた感じもありますが、
続けます。
この丑の日ですが、
毎年お正月に大注目を浴びる
12支の一つである「うし」です。
「ねぇ、うし、とら、うぅー。」
の、うしです。
12匹(種類)で1年間の持ち回りです。
これは、「年」だけじゃなく、
「日」付や「方角」にも12の動物たちは
割り振られてます。
博学なパパさんママさんなら、
なんとなく知ってるかもしれません。
ええ、
当ブログ管理人もなんとなく知ってました。
ほら、夏にある怪談なんかで
「草木も眠る丑三つ時。。」
って言う言葉を聴いたことありますから。
さて、その割り振りの中で、
12日に一度「丑の日」がやってきます。
もちろん、12支とおんなじで「丑」の次は「虎」の日も来ます。
そして、さっきまとめた、
土用の期間の18~19日。
この間にある丑の日が「土用の丑の日」となります。
(※暦によっては1回の土用に2回丑の日があります。)
ここで12支クイズ 難易度 中
Q. 中国で考え出された十二支ですが、
意外と世界の国々に広まっています。
その中で、国によっては日本の動物と
違う動物の干支があります。
どんな動物があるでしょうか?
A. 管理人もびっくりました。
思わぬ動物が、思わぬ国の12支にいます。
日本の猪 ⇒ 中国では豚
日本のウサギ ⇒ ベトナム/チベットでは猫
日本の虎 ⇒ モンゴルでは豹(ヒョウ)
なかなか、こちらも興味深いです。
何でうなぎなの?どんな意味があるの?
さてさて、いいかげん「うなぎの蒲焼」をたべたくなってきますが、つぎは、うなぎを食べる意味です。
もしかしたら、知ってるママさんパパさんも多いかもしれません。
うなぎ(鰻)はビタミン豊富で夏バテの予防や解消におすすめ!
って感じで、もはや定番としてスーパーやお店では売られてますね。
実際たしかに、栄養価も高く、夏にお薦めの一品。
暑い日差しで、たまった疲れををふっ飛ばす最高の食事。
もちろん、当ブログ管理人も大好きです。
でも、でも、なんで『土用の丑』の日にうなぎを食べるのか?
って、
わかりません。
これはずばり、幾つか説がありますが、もっとも有力なのはこちら。
江戸時代にお医者さんとして有名な平賀源内が
友達に相談されて、広めたという説
「きょうは土用の丑の日」うなぎを食べると長寿延命になる
という宣伝文をうなぎ屋の軒先を張ったところ、大盛況。それが現在にも、受け継がれているってことらしいです。
恐るべし源内。
お医者さまですが現代にも通じる、商売のセンスがあります。
そう、商売繁盛のためのマーケティングです。
うなぎのキャンペーンと
人々の心をグッととらえるワザを使ったのですね。
とは言え、
もともと、日本では古くから
「うなぎはスタミナのつく食べ物」として、食べられていました。
なにしろ、万葉集に歌があるくらいですから。
ただ、夏場の体力を回復するものは、
うなぎ以外にも「う」がつく食べ物が体によいといわれていて、
・うどん
・梅干し
・瓜
なども古くから食べられました。
春や夏など季節の変わり目は食欲も落ちるタイミングですが、
鰻やうのつく食べ物で、元気に過ごしましょうね。
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本日のまとめ
土用の丑の日の意味は?うなぎを食べるわけを超簡単解説!- 土用とは、季節の変わり目の期間
- 丑の日とは、お正月でおなじみの丑
- 月や日にも干支がある。
- うなぎは万葉集の時代からの栄養食品!
- 昔のお医者さんが、うなぎを食べるキャンペーンをした
- いいかげん、はやく蒲焼が食べたい
お子様と一緒に、体力回復ですな。
本日はこんな感じで。
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