エボラ出血熱が世界的に大変な騒ぎになっています。
年齢や性別問わず、感染する可能性が高い。
とくに今回、
こんなニュースが流れると焦ります。
【エボラ】東京都町田市の医療機関でリベリアから帰国のエボラ疑いの男性★4
リベリアから帰国の男性、エボラ熱の疑いで検査へ
東京都町田市の医療機関で西アフリカのリベリアから帰国した60代の男性が発熱の症状を訴えました。厚生労働省は念のため、男性がエボラ出血熱に感染していないか検査することにしています。厚生労働省などによりますと、東京・町田市で60代の男性が医療機関を受診し、発熱の症状を訴えました。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2343148.html
エボラ出血熱が蔓延した原因が
現地リベリアの方々の知識不足が
理由の一つとして考えられているので、
なおさら、事前の知識は重要になってきます。
でも、いたずらにデマやガセねたに
振り回される前に、事前に予備知識を
まとめ、準備しておきたいですね。
今回、エボラ出血熱の
・日本に上陸して、流行する可能性
・今できる予防と対策はなにか
この２点について、まとめてみます。
（適宜、更新していきます。）
＜参考＞
こんなニュースもありますから、油断は出来ません。
感染疑いで２邦人隔離 モルドバ、イスタンブール経由
2014.8.29 21:16 ［感染症］
旧ソ連圏モルドバの首都キシニョフで２９日、日本人男性２人がエボラ熱感染の可能性を調べるため病院に隔離された。同国の国境警備当局が共同通信に明らかにした。
２人は同日朝、日本からイスタンブールを経由して到着。入国の際、高熱があることが感知器で分かった。
２人は数週間前に南アフリカに出張した後に体調を崩し、日本で検査を受けたが感染は確認されなかったと話しているという。南アフリカではエボラ熱の感染は確認されていない。（共同）
産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/life/news/140829/bdy14082923210005-n1.htm
で、
その前にエボラ出血熱の症状について
まとめます。
ほら、そもそもなんで騒がれてんの？って
ところを押さえておきましょう。
エボラ出血熱の症状と致死率
エボラ出血熱が騒がれる理由は
その致死率と症状にあるようです。
致死率は非常に高く９０％の確立で死亡
そんな話も一人歩きしているようですが、
実際はそんなコトも無いようです。
ボストン大学国立新興感染症研究所の
感染管理所長のナイード・バデリア博士によると
「90%の致死率は、一切の治療を受けない場合の数値」
と述べています。
では、現在の大量発生した致死率は幾つか？
これは６０％といわれています。
９０％と比べると、だいぶ低いですが
治療も困難な状態なのは分かりますね。
もっか、アメリカや日本はワクチンの検証と研究を
急いでいます。
※この辺りは別記事でまとめますね。
血まみれ？
エボラ出血熱が恐れられるのはその症状にもあります。なにしろ、
眼球からの出血し、
身体の穴という穴から
血液や体液が噴出す！
そんな、ウワサが一人歩きしています。
大規模な出血を伴うことは事実なのですが、
でも、感染した全ての人が
このような状態に
なるわけでは無いようです。
しかし、眼球から血を流すことは確かにあるようです。
「実際、こういったひどい症状が見られるのは20%の患者のみです。
その段階に達するまでに死亡する患者や、
微量の出血がある患者、歯茎やあざからのみ出血する患者もいます」
（バデリア博士）
大量の血液が流れ出す前に、
死亡するケースが多く
すこし不謹慎な表現ですが、
町中をゾンビのように歩き回る
なんてことは無いようです。
症状の経過
時系列に見るとこのような経過になるようです。 ・潜伏期間 ４日から 9日
潜伏期間が長い場合２１日間に及ぶこともある。
・発症 １日から ３日
インフルエンザにかかったような症状
重度の脱力状態
・発症 ４日から ７日
嘔吐、下血、血圧低下、頭痛、
貧血が起きる
・発症 ７日から１０日
意識の混濁、外出血、内出血
その後、こん睡状態、ショック状態、
死にいたる。
出血性ショックから死に至ることになるようです。
出血性の症状が見られないケースもあり
これは、血管からの出血がおきている状態。
インフルエンザのような症状
つまり、熱やだるさなどには
要注意です。
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エボラ日本上陸と流行の可能性
流行した場合、日本で流行するのでしょうか。
どうも、確実な話は出てきていないのですが、
それほど心配していない感があります。
日本の場合は衛生面と国民の教育水準が高く
被害は起きないだろうと考えているようです。
しかしながら、誰も経験していない領域です。
こんな話もあります。
日本政府の対応状況
厚生省のホームページに詳しく記載されていますね。こんなQAもありました。
問5 万一、日本国内でエボラ出血熱の患者が発生した場合、どのような対応が取られるのですか？
患者は感染症指定医療機関に移送され、感染防御対策の施された病室において適切な医療が公費により提供されることになります。
厚生省 エボラ出血熱に関するQ＆A http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola_qa.html
安心してよいのか、
絶望的に捕らえるべきか
悩みどころです。
ただ、完治患者もいたりします。
これは、
解熱剤を投与しつつ
脱水症状を治療
栄養を補給する
など適切な処置を行った結果
完治したそうです。
正しい対処で生存率が著しく上昇することがわかります。
参照 http://www.afpbb.com/articles/-/3023360
どうやら、エボラ出血熱は絶望的な状態ではないようですね。
有効な結果の出ているワクチンもあるようなので。
人類はなんとか解決の方向で歩んでるようにも感じます。
本日のまとめ
エボラ出血熱！日本上陸！流行するの？症状と対策のまとめ- 潜伏期間は４～９日が多い
- 初期症状はインフルエンザ
- ゾンビが歩き回るような世界にはならない
- ワクチンの研究がすすんでいる
- 実際に完治している人もいる
- 厚生省の専門サイトの「ボラ出血熱について」は必見
いたずらに騒がないで冷静に見ていくことが大事ですね。
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